2019年07月15日 /  社員ブログ 

青ジムニー

ジムニーは1970年に初代が発売されて以来、半世紀近く伝統的な四輪駆動車の構成を守り続けてきた頑固なクルマだ。49年目にして漸く3回目のフルモデルチェンジであったことは現代の自家用車の一般的なモデルチェンジサイクルと比して随分と長いものといえよう。私が今年購入した新型は4代目ジムニー(JB64W型)である。

ジムニーは現在のスズキ株式会社の会長、鈴木修氏がホープ自動車というメーカーから「不整地用万能車」と謳われた軽四輪駆動車「ホープスター・ON型4WD」の製造権を譲り受けて開発したものだ。ホープスターの創業者であり経営者は1921年に香川県三豊郡上高瀬村で生まれた小野定良という人だ。私と同じ讃岐がルーツであるというだけジムニー所有者としては嬉しく思えてくる。

若い頃からジムニーが大好きで購入するのはこれで3回目である。前回と前々回はいずれも2代目(JA22W型)を中古で購入していた。4代目同様四角いボディに丸いヘッドライトが特徴だ。

3月下旬に9か月以上を要して漸く我が家にジムニーがやってきた。私は彼を「青ジムニー」と素っ気ない呼び方で呼んでいる。自身の所有している新型ジムニーを「ジムちゃん」とか「ジム子」と擬人化して呼んでいる若い女性もいる。「ジムニー女子」などと言われている人たちだ。何にでも「女子」やら「男子」と接尾語のように付ける風潮に私が馴染むことはない。私は素っ気なく「青ジムニー」と呼んでおり自動車を擬人化して感情移入するほどの感受性は持ち合わせていない。

無論、親しい知人からジムニーの特徴を問われたら「軽自動車規格の四輪駆動でラダーフレームとリジッドアクスル式サスペンションですよ。これが最高なんです。なぜならば・・・」などと熱く得意満面で答えているが実際はうんちくなどはどうでも良いのだ。とにかく運転していて楽しいクルマだ。マニュアルでシフトチェンジする際のエンジン音とシフトレバーから左手に伝わってくる振動がたまらない。

年齢のせいか最近は街に繰り出して飲み歩くなどということも殆どしなくなった。むしろ休日は海に山にで出かけたいのだ。

擬人化もしていないし無用な感情移入こそしていないものの青ジムニーは私の一人遊びの大切な相棒である。

【 総務部 S・A 】

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