寄る年波のせいか街に出ることがめっきりと少なくなりました。
夜の繁華街に呼び出されても飲酒をすることは稀となりました。
ハラスメントという言葉も概念もなかった、まさにバブル全盛の時代に大学で青春を謳歌していた私は、松山市一番町のパブでアルバイトをしており、お祭りのような毎日を過ごしておりました。アルバイト先から未明にどのような経緯、経路で木屋町のアパートにたどり着いたのか?ということも度々ございました。
中高年になっても、バブル時代の「お調子者体質」が抜けきれず、つい十数年前まで酒席での失敗は数知れず。
今思い出しても恥ずかしい、おぞましいことばかりで、決して若気の至りなどとは申しませぬ。もう「いい大人」なのですから。すべて私の内なる悪魔の為せる所業であります。
よって家人は私が繁華街で飲酒をすることを煙たく思っております。有り体に申さば禁じられているのであります。アルコールを一滴も口にせず、早い時間帯に撤収して帰宅することを望んでいます。とどのつまり完全に信用を失っているのです。一滴でも口にしたら最後、心の悪魔、暴走列車が走り出す恐れもあるからです。
だから私は余程のことがない限り、他人様の前ではアルコールを口にすることをいたしません。家人が許容した対象者が絡む場合のみに特別に許可が下りるルールです。
アルコールハラスメントという言葉が浸透してきて、体質的にアルコールを受け付けない人ばかりでなく、最近の私のように「体質的には飲めるけど敢えて飲まない人」が許容される社会になってきました。「本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめるたり、飲めないことをからかったり侮辱したりすること」もアルコールハラスメントに定義づけられております。
新型コロナウイルス感染症が流行し始めた2020年には9か月お酒を断ちました。
良く眠れるし、肝臓の数値も改善するし、贅肉が落ちてきて体に切れが戻り、良いことづくめの最高の9か月でした。
今年に入ってからアルコールは月に2回ほどの家飲みに留めております。
お酒は家族や親しい人と一緒に飲むと、とても楽しいものです。
と思っていたら、親しい友が東京から帰省してきて、急なビアホールへのお誘いです。
件の友は家人が許容している対象者の一人であります。
「暫く外では飲まない!」と強く思っていた矢先の酒席。
大ジョッキで黒ビールを飲みほして食べて食べて食べて・・・。
親しい友との幸せな二時間を堪能いたしました。
もう暫くは外で飲むことはありますまい。
酒ば飲むんは恐ろしかばい……ばってんのぉ。
四十年来の友だちと飲む酒は、やっぱ格別ばい。
【総務部 S・A】
