半導体レーザを用いたフローサイトメトリー(FCM)法により、尿中有形成分を分析します。FCM法によって得られる前方散乱光・側方蛍光・側方散乱光などの情報をもとに、血液分析装置で培った細胞分析技術を用いて尿中有形成分を高精度に分画。従来は光の強さや波形を使い有形成分の大きさ、染色の強さなどを情報として分析を行ってきましたが、UF-5000では従来の分析法に加え、光が描く波形の面積を捉えることができるようになりました。この新しい技術は、核酸量や内部構造の複雑性を加味した大きさ情報の検出に応用され、有形成分の分類性能向上に貢献しています。この特徴を生かすため、2つの新たな反応系として、SFチャンネル、CRチャンネルを搭載しました。